Case 開咬(奥歯でしか噛まない)
Before
After
Point
奥から三番目の歯がなくそのすべてのスペースをきれいにうまく閉鎖する治療はリンガルにおいては逆に不利な状況でしたが、表側から治療する以上の治療結果が得られたのでホッとしました。
さらにリンガル特有の前歯の後退が有利に働き、患者様も予想していた以上に口元がきれいになったので喜んでいただけました。
主訴 | 出っ歯/開咬/欠損 |
診断名 | AngleⅠ級開咬症 |
初診時年齢 | 19歳 |
治療期間 | 1年9ヶ月 |
治療回数 | 21回 |
治療法 | 上顎:舌側矯正 下顎:唇側矯正 |
抜歯 | 上下顎乳臼歯 |
費用 | 1,000,000円程度 |
リスク・副作用 | ● 歯磨きについて 毎食後の歯磨きは徹底することが必要です。歯磨きに無関心であれば、虫歯・歯肉炎・その他の歯周病にかかります。その場合、かかりつけの歯科医、又は紹介歯科医に処置を依頼することになります。 ● 矯正装置について 装置の使用に関して、協力度合いによって、治療計画の変更や治療期間が長引く恐れがあります。装置はすべてあなたに合うよう、あなたの為に、歯科技工所で作成されます。取扱いには十分注意してください。もし装置の紛失や修理不可能な破損により、新たに装置を作り直す場合追加の実費をいただく事になります。 ● さまざまな症例について 前歯の移動においては、まれに歯根が骨と癒着したり、歯根が吸収したり、歯肉が退縮する場合があり、その予測は困難です。治療中においてこの様な症状があらわれたり、進行していると判断される場合においては、その状況に応じて時として外科的な処置が必要になります。治療途中においてまれに顎関節の問題が生じる場合があります。主な原因として矯正治療とは関係なくストレス、年齢、性別等が考えられますが、治療計画を変更したり、やむを得ず妥協的な治療になることがあります。 ● 成長期の矯正治療 上下顎骨に骨格的な問題がある場合は、長期的な治療が必要になります。予想以上に顎の成長が生じた場合、外科的治療に移行する事があります。 ● 矯正治療終了後 矯正治療は、生涯にわたっての歯並びや咬み合わせが維持できることを保証していません。きれいな歯並びを長く保ち続けるためには、保定治療後の自己管理(メンテナンス)が必要です。 |